「コキリダシの火起こしをする。」


- 小さな炭の火起こしについて -

コキリダシは小さいので、
小さな炭しか使えません。
なので、
コキリダシの火起こしは、
一般的なBBQの時とは、
すこし勝手が違うかもしれません。
これから、
いろいろ試して頂ける様に、
不定期ですが、
少しずつ参考事例を
ご紹介させて戴きます。
また、
日頃、炭火を利用したことのない方にとって、
火起こしは、
なかなかやっかいな作業です。
始めは、
ほぼ失敗をしてしまわれると思います。
始めは、
想像していた楽しい炙りの段取りは
まったくできず、
必ずイライラします。
が、
気長に何度でも
試してみて下さい
(笑)。



コキリダシに使う小さな炭火には「弱火」という
現代では日常的にあまり体験する事の無い特性があります。
焼き肉をばんばん焼く事の出来る、
一般的なBBQ用の”強火”の炭火には無い特性があります。
ぜひ、「コキリダシの弱火」を知って頂き、
使いこなせる様になって下さい。

「コキリダシの弱火」について、
追々いろいろと、
ご紹介させて戴く予定でいます。



- 火起こしに使用する道具について -



取り急ぎ一般的な道具です。

火起こし器一式
炭つかみトング
キッチンバーナー
うちわ(団扇)
等々...


- 参考例01 -
実験例2017/04/18



「キッチンのガスレンジで火起こし器を使って火起こしを行う。」場合。

道具
火起こし器一式
炭つかみトング

ご家庭で七輪を使う場合、
キッチンで炭の火起こしをする事は、
(マンションの管理規約等で禁止されている場合も有るのでご注意下さい)、
河原のBBQ場でする時と比べると若干、
危険を伴いますが、
ご家庭で炭火を扱う上では、
「火起こし器」を使って行う、火起こしが
一番安定した方法だと思います。

コンロの上の換気扇を「強」で回し続けることで、
炭火を団扇で扇ぎ続けることと同じ状況を、
作る事が出来ます。



ご注意
炭が湿気を含んでいると
パチパチと爆ぜて
火傷や火災の原因にもなります。
消化器や、消火のためのバケツ水を必ず用意して下さい。



片面全体が赤くなったら炭つかみトングで裏返して見て下さい。



コンロから外してもこの状態ならば火起こしは完了です。
七輪に移してから、
炭火が消えてしまうことがよく有ります。
再度コンロに掛けて
何度でも試してしてみて下さい。


- 参考例02 -
実験例2017/04/18


「キッチンバーナーで直接火起こしを行う」場合。


道具
キッチンバーナー
炭つかみトング
ウチワ

小さな炭ならではの方法です。
BBQ用の大きな炭では無理な方法です。

火起こしを行う場所は、
外部のお庭やテラス、
あるいはキッチンのコンロ付近が、
お勧めです。

(消化器や、消火のためのバケツ水を必ず用意して下さい。)




炭の一点を集中的にバーナーで炙ると、
火起こしが進んでいる様に感じますが、
バーナーの火を外すとすぐに火が消えてしまいます。
始めは、炭を全体的に炙る様にして下さい。
炭を全体的に乾燥させる様にまんべんなく炙る事で、
炭火が安定する様になります。
炭に湿気が残っていると
炭火が消えてしまいやすのです。



炭火は
旅館の朝食に出てくる固形燃料とは違います。

何度でも試してみて下さい。

必ず上手になります。